最終話が一番風通しのいい話だった。
日常を大切にする小さな選択を重ねられたお互いの結果に植草さんと藤さんの関係があると思うと胸が温かい。
いつも待ち合わせに先に来て「こっちこっち」と呼んでくれる植草さんに安心するし愛おしい。
東京には素敵な建物がたくさんあると知れたので、他の土地の建物にも触れてみたい。
テーマに沿って魅力を紹介してくれるようなドラマが増えたらいいと思う。
喫茶店、映画館、公園、バー、花畑、銭湯とか。
歴史に沿った理由のある建物の多いことを知れて魅力を感じた。
今作では連なりのある有名建築家の作品を多く紹介してくれたお陰で横でのつながりも意識できておもしろかった。
作品の後半へ行くほどに藤さんの食事が軽やかに溌剌としてきて良かった。
ジュースを飲んでいるのも良かった。
形にならなかった夢なんて沢山あるけど、それがどんな意味を持つか決めるのは自分自身。
そんなこと言いました?
と言う藤さんが良かった。