七沖

名建築で昼食をの七沖のレビュー・感想・評価

名建築で昼食を(2020年製作のドラマ)
3.7
『ゆるキャン△』を観終わったらアマプラが次にオススメしてきたのがこのドラマだった。

タイトルがとてもいい。
名建築も昼食も、そんなのどっちも好きに決まってる。
とはいえそんなに建築物に詳しくはないので、田口トモロヲの解説は普通に勉強になった。
そして、池田エライザの素のような演技が癖になる。食事シーンで気づいたのだが、左利きなんだな。

各話を通して描かれる喫茶店を友達と開く計画をしていりるというドラマがやや中途半端な感じなのが惜しい。
だが、不思議と観続けられる魔力がこの作品にはある。オープニングとエンディングの楽曲も穏やかながら癖になる。こういう感覚、若い時には抱けなかったかもしれない。
個人的には8話が一番引きこまれた。風になびくカーテンが印象的だ。

めちゃくちゃいい!また見たい!
…という感じではなかったが、仕事で疲れて帰ってきた夜に、このドラマを毎晩1話ずつ観ていく時間は、知識も増えるし穏やかにもなれるしで、自分が思っていた以上に豊かな時間になったなと思う。
七沖

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