いよら

家族の名においてのいよらのレビュー・感想・評価

家族の名において(2020年製作のドラマ)
4.5
フィル友さんにおすすめされて、久々に中国ドラマ見ました。内容的にもとてもよかったです。
noooonさんオススメありがとうございました!

中国の一般家庭の話。中国ドラマだと上流階級(社長とか)の恋愛ストーリーを見てることが多かったので(それはそれは溺愛系のやつ)、そういう意味では、食堂を営んでいる家庭の話っていうのはちょっと新鮮でした。
母を亡くし食堂を営む父親と2人で暮らすリー・ジェンジェン。その近所にある家族が引っ越してくる。引っ越してきた夫婦は喧嘩が絶えず、その息子のリン・シャオはいつも外で耐えているばかりだった。それを見かねたジェンジェンはリン・シャオを自分のうちの食事へと招待する。同じ頃、ジェンジェンの父親リー・ハイチャオにお見合い話が舞い込み、その相手の連れ子としてやってきたハー・ジーチウ。ジーチウに対して敵意をむき出しにするジェンジェン。そうして出会った3人の子ども。リン・シャオ、ジーチウそれぞれの母親が子どもを置いていなくなってしまったことで、ハイチャオはジーチウを引き取ることに。そして、リン・シャオの父親リン・ハーピンとハイチャオの2人の父親のもとで血のつながらない兄弟として育つ、リン・シャオ、ジーチウ、ジェンジェンの3人のストーリーです。

あらすじ長くなってしまった。。
全40話なんですけど、面白いので次々に見れてしまう。あと中国ドラマにありがちなんですけど、とても中途半端なところで1話の終わりが来るので、次が気になって見ちゃうんですよね。

父親2人に子ども3人の不思議な家族ですが、それぞれが支え合っていて、互いを思い合っていて素敵な家族です。
なんといってもリーパパがとってもあったかいのです!三兄弟たちを温かく見守って、時には励まし支え、常に味方になってくれる頼もしい存在でした。リンパパは、警察ってこともあって普段はあんまり家にはいないけど、いざって時に頼りになる人でした。
その一方での母親たちは…。なんて自分勝手なんだって思わずにはいられません。自分で捨てて置いてあとで…って何様なのさ!ジーチウのお母さんはまだ理解できたけど、リンシャオのお母さんはもう意味がわかりません!息子をそこまで苦しめて何がしたいの??ってずっと思ってました。

だからこそ、リンシャオにとってのジェンジェンの存在の大きさが伝わってくるんです。あ、恋愛面ではずっとリンシャオ推しでした。(まぁオープニング、エンディングの映像で結末バレバレなんですけど)リンシャオにとってジェンジェンは唯一の安心していられる場所なんですよね。ジェンジェンにとってもリンシャオは兄以上の存在だったのかなぁって思ってます。
ジーチウはいいお兄ちゃんで好きでした。溺愛が過ぎる気はしますけど。鈍いけど、周りの空気を読みすぎちゃうところもある、とってもいい人でしたね。

色んな家族が出てきて、どの家庭でも母親が面倒くさい感じでしたけど、それぞれに少しずつ自分の道を切り開いていくっていう過程がとてもよかったです。
いよら

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