仮面ライダーセイバーは正直言って評価に困るそれ以前の作品でした。
忌憚なく表現すると興味が湧かなければ、第1話冒頭のつまらない映像が流されてナレーションが世界観だのの説明を語りだしたところで試聴を止めました。
平成以降の仮面ライダーが幾度かブームを巻き起こした大きな理由のひとつに連続性のあるドラマというのがあると思います。
結局、特撮面ではウルトラマンには勝てず、子供にも分かりやすい作劇という面ではスーパー戦隊にも勝てず、日本の等身大ヒーローの金字塔である仮面ライダーはそこで他の著名な特撮ヒーローと差別化を計るのに海外ドラマのような地続きのストーリー性を作風に取り入れたわけですね。
それでいくと製作陣の劣化としか思えないナレーション、そして開幕世界観説明という本来ならワクワクする筈のシーンを過信して頼りすぎて、結果としてとても残念な始まり方をしたのだと思います。
週一放送の通年番組で難しい部分もあるとは思いますが、少なくとも連続ドラマを謳うのなら世界観の説明なんてテレビの中の画で見せてください、登場人物の台詞や演技で見せてください、もしくはその努力くらいはしてください。
以上のことから仮面ライダーセイバーが好きな方には本当に作品に罵詈雑言浴びせてしまい申し訳ありませんが、星は無しの評価に私はなりました。
