通行人B

逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!の通行人Bのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

ドラマで無痛分娩が描かれるのは珍しかったように思う。世の中の「普通」「当たり前」の出産が無痛分娩でないからだろうと思った。自分も無意識のうちに偏見を持っていたことに気付かされた。
生まれてくる子どもの名前を考えるシーンでの「途中で性別が変わるかもしれない」というセリフがとても印象的だった。
育休についても触れていて、世の中に対する理想と、厳しい現実の波が交互に押し寄せるような感覚になった。いつかその理想が、多くの人にとっての当たり前の選択肢になればいいなと思う。
作中ではコロナウイルスについても描かれている。津崎夫妻は感染対策の考え方が同じ方向性だったから良かったが、もし夫婦間で違う考えを持っていたらどうなっていたのだろうか。
コロナ禍の今も、たぶんこの先も、何度も思い出したくなるようなメッセージで溢れていた。いつかの笑顔のために、人が人を想う気持ちを忘れずに、生きていこうと思った。