まあ、話題になっても渦中の政治家の心には1mmも響かないでしょうけどね😞
英新学園への国有地の格安払い下げへの官邸の関与を暴こうとする新聞記者・松田(米倉涼子)と、それを隠蔽しようとする官僚組織の攻防を描く、社会派群像劇。
一応フィクションの扱いだけど、森友事件を完璧になぞった展開。隠に陽にかかる上からの圧力に押し潰されていく現場の人たちが、痛々しくて見ていられない。
色んな意味でかなり無理があった映画版「新聞記者」(それでも画期的だったとは思うが)に比べて、配役・内容・リアリティ共に格段にレベルアップしている。特に、横浜流星演じる直接の関係者でない一般の若者の視点を持ち込んだところはいい。
しかし、「実在のものを描写するものではありません」なんて言い訳ではなく、せめて「実際の事件をもとに再構成しました」ぐらい言って欲しかった。