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書類を男にしただけでのKUBOのレビュー・感想・評価

書類を男にしただけで(2020年製作のドラマ)
3.6
先日、女性の生き辛さを描いた『82年生まれ、キム・ジヨン』を見たが、本作は「書類を男」にして「男として働いて」みたら、何もかもが変わったという、目から鱗のドラマ。

男なら少し生意気なくらいが評価される、とか、そもそも女が女としてがんばっても、超えられない旧態然とした男尊女卑の壁ががまだまだ日本の社会にはあることをズバッと言い切る!

普通の女優が演ったら、もっと説教臭くなったりしそうな硬派なネタを、男になっちゃったドタバタネタや、女から色目を使われちゃったり、憧れの人に男同士と思われちゃうロマンスネタなど、軽妙なコメディ要素も絡めて描けるのは、小芝風花というコメディエンヌがいてこそ!

あ〜、小芝風花、好きだなぁ。でも、妖怪に、男に、と普通の女の子じゃない役ばっかり! 次はどんな役で私たちを楽しませてくれるのかな?

着想・脚本・小芝風花、単発1時間ドラマとして、出色の出来。おもしろかった!
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