これもAmazonオリジナルのドラマ。
お金がかけられるからななかなかのクオリティになっている。
巷では誰もが陰謀論を語るようになったのはコロナのおかげかもしれない。
古くはメディチ家から明治維新、真珠湾攻撃、原爆、911に311から日航ジャンボ機に至るまで世の中にはさまざまな陰謀説が流れている。
どれが本当かは誰も知らない。
そうコロナ感染者の人数も死亡者の数もホントのところ誰も知らないのだ。
メディアを信じる人信じない人頭から陰謀説には与しない人いろんな向き合い方がある。
そんな世の中さえもパロってしまえとドラマ化したような作品。
タイトルバックには地球温暖化や化石燃料枯渇説までイメージさせるような壮大な陰謀説が散りばめられるのかと思ったら、まあまあ普通のことばかりだった。
オタクが出てくるならもっと極端な説も語ってもらってもよかったとは思う。
ラストはミスターラビットは誰か？みたいな謎解きゲームでエンディングを迎えてしまったが、続編を見越してのことなんだろう。
しかしこういう続編は変に壮大なことになって興醒めがオチなのでシーズン1で終わっといてよかったかもしれない。
終盤ジョンキューザックが語るのはまるでビルゲイツだった。
WHOが出てこなかったのはせめてもの気遣いだろうか。
ワクチン倉庫のセキュリティの甘さと警備のマヌケぶりは本当かもしれない。
このドラマを観て絵空事だからと安心して腕を出してる人はあまりにお人好しすぎるからね。
「人々は何も決める必要はない」というのは「沈黙」でキリシタンたちが神に問うた「わたしたちに決めさせないで」を彷彿させた。
クリスチャン文化は自分ではなく神に全部決めてもらいたいんだろうか。
