ゼロ

アノニマス〜警視庁“指殺人”対策室〜のゼロのレビュー・感想・評価

1.8
SNSのトラブルを専門に扱った架空の部署「指殺人対策室」の活躍を描く。

香取慎吾さんがテレビ東京系列では33年振りに出演し、民法のドラマとしても5年振りに出演することになった本作。SNSで誹謗中傷により、自殺やいじめが社会問題になっている昨今、警視庁で特別なチームとして「指殺人対策室」を創設し、数々の難問を解いていきます。

刑事ドラマとしては王道でした。香取慎吾さんが演じる万丞渉は、元捜査一課の刑事で、不器用な男。相棒の関水渚さん演じる碓氷咲良は、正義感溢れる新人刑事。二人がぶつかり合いながらも、事件を解決し、最後は打ち解けていくという展開が読めるシナリオでした。

現代のマッチングアプリやYouTubeやツイッターを事件に絡めながらも、話が二転三転していく構成はつまらなくなかったです。大きな驚きがあることはありませんでしたが、安心して観ることはできました。

惜しいなと思うのは、テレビ東京のドラマ班の力不足なのか、演出であったり、音楽であったり、キャストに華がなかったりしたこと。これはテレビ局が持つ資金の力でもあるような気はします。少ない予算の中、刑事ものとして頑張って作ったのかなと。

人気があれば続編は作れる終わり方をしていたので、いつか彼ら彼女らの活躍を観る日がくるかもしれません。
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