「あんたが俺にやってくれなかったこと全部、俺があんたにやってやるよ。」(ちょっと違うかも)からは、読了してないけどエーリッヒ・フロムの『愛するということ』味を感じた。彼は確か「愛するとは与えるということ」であると言っていた。
終盤紹介される、能に伝わる離見の見。作中でのナレーションは語られてる感じがして苦手なのだけど、今作ではすんなり受け入れられた。それはこの離見の見の視点が最初から取り入れられていたからなのかもしれない。
2回目なのに、前よりたくさん泣いた。長瀬智也の仕上がりには感嘆するばかりだが、クドカンの脚本も『いだてん』を経てキャリアハイの領域。
2023年
TVシリーズ 7本目
