babaちゃん

鏢門(ひょうもん)Great Protectorのbabaちゃんのレビュー・感想・評価

5.0
1911~清朝期末期から度々政権が変わる激動の時代背景。
信用第一で厳しい掟と極めた武芸により営まれる護送業「鏢門」
通り道の土匪 に「友よー参るー」と声を響かせながら荷物を運ぶ。
時代により失われゆく仕事と携わった者達の気概が描かれる。
様々に興味深い物や事ばかり。武芸の見せ場もたっぷりある。

掟により故郷を追われ北京に新たに鏢局を開いた安順。
掟を生きる規範とし、優しく気骨溢れ男気の安順。
演じるウォレス・フォがとてもいい!かっけー!
動乱に翻弄された安順と周りの人々の波乱な人生。
嫌なヤツ山猫の憎めなさや魅力的な人々がたくさん。
時たまの笑いと人の思いに泣ける。
阿片が社会に及ぼす影。どこまでも堕ちてゆく義弟。

何を信じ選択してゆくか…動乱の時代は特に大事だなー。
しかしいつの時代であろうと、変わらない大切なものはある。

モコモコ綿入れのチャイナ服、寒いのだろうなあー
まつ毛ばっちりの化粧の濃さが残念笑
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