毎年劇場版で前年のウルトラマンとの共演を繰り返してきたニュージェネレーションウルトラマン。そんな彼らが一同に介して巨悪に立ち向かう。
でもねえ、ファーストコンタクトのキャラクターの絡みはやっぱり見たいわけで、ここで雑に消化されてしまってもねえ、という思いもある。Ｘとジードとかどういう絡みをするんだかよくわからないし。とはいえ大地が喋っているのかＸが喋っているのかよくわからない状態のＸでは下手に絡みあっても困るか。オーブと初対面のルーブ兄弟もこんな雑で良いのか。
そんな中、知り合いがおらず光の国で知らぬウルトラマン達に囲まれ唯一の知り合いにジードに声を掛ける湊兄弟は良かった。
グリーンバックで大宇宙で戦うウルトラマンも大分板については来たけれど、ペギラと戦うリブットのシーン、アングルが変わらないのに背景だけグルグル回る長回しカットで違和感が凄かった。迫力を出そうという意図ではあろうけど。やはり坂本監督はアクション監督ではあるけれど映像作家ではないんだよね。
O-50で「命の洗濯」とか言い出すオーブは坂本監督の「それっぽいこととりあえず言わせておく」癖と実際のシチュエーションが最悪の噛み合わせを見せた最たる例。まあ坂本監督が言わせた台詞なのか足木さんが言わせた台詞なのかは実のところ分からないけど。
