5話のハナの記憶の話あたりから、ようやくおもしろくなってきて、何とかラストまで盛り上げたが、それでもホーンティングオブヒルハウスとは比べものにならなかった。やっぱりマイク・フラナガンは制作じゃなくて撮ってなんぼの人よ。
ヒルハウスのあの怖さ、怪しさ、哀しさはなくて、まるでソープオペラのような展開。描かれる愛が浅いのだ。
8話でやっと館の幽霊が何者かがわかるのだが、おせーよ。後半になって実はこういうことでしたと言われても、そんなん知らんがな。丸々1話使って過去の出来事を説明するより、バラして各話に織り込むくらいの工夫は欲しかった。
これを愛の物語という人がいるが、ヒルハウスの方がずっと愛の物語だった。業の深い家族の愛だけど。
まだ観てない人は、ブライマナーより、まずはヒルハウスの方をご覧あれ。ホラーの前にミステリーとしてもよくできてるから。首折れ女なんてめっちゃ怖いから。そしてめっちゃ悲しいから。
