1983年のテレビドラマ。全9話。
TBSのビデオオンデマンドで見ました。
たまに昔のドラマが無性に見たくなるのですが、
ここのところ何故かこのドラマの主題歌が頭の中でリフレインすることが多く、
思わず見てしまいました。休み1日つぶして一気見してしまいました。
しかし40年前ですか。感慨深いな。
六本木のとあるマンションの最上階(7階)の居住者たち
(1人暮らしの男女6人)が、
ある事件をきっかけに交流を持つようになり、
関係が発展していくというような群像劇。
7階の住人は以下の通り:
田村正和、原田芳雄、津川雅彦
名取裕子、萬田久子、梓みちよ
主役でヌードカメラマン役の田村正和が、
ネタではなく本当にかっこいいんですよ。
中年ホスト役の原田芳雄の力の抜けた豪快さと持論の展開は、
もはや演技を超えて”素”にしか思えないほど。
常識人ながら、ちょっといやらしいインテリ役なら津川雅彦。
男性不信から常に男をライバル視する肩ひじ張った
イラストレーター役を名取裕子。
離婚した夫に付きまとわれている女役を萬田久子。
女子力?が半端ない感じが凄く、
萬田久子の不思議な魅力がよく引き出されてると思います。
アパレルデザイナー店の雇われ店長役を梓みちよ。
おばさん臭が結構リアルでよいです。
そのほか、マンションの管理人役の岡本信人は
小言ばかりのみみっちい男を好演。
住人たちを何かとかき回す不良少女役を美保純。
型にはまらない個性的で魅力的なキャラクターたちが、
ごく自然に、テンポよく絡んでいくのが本当に気持ちよいです。
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TBSの金曜22時枠は、調べたところによると、
本作の一つ前が「ふぞろいの林檎たち」の第一期、
二つ前が「金曜日の妻たちへ」の第一期と、
のちにシリーズ化する話題作が並んでいるのですが、
双方とも見逃していて、
どういうわけか本作は見てたんですよね。
シリーズ化された2作と異なりパッケージ販売されていないため、
仕方なく期間限定のストリーミングで見ることに。
(メモ)
萬田久子に付きまとう元夫の役なのですが、
最初、清水紘治という役者かなと思ったのですが、
ちょっと平田満も混じっているなと思い直し、
調べてみたら別人で深水三章という役者でした。
wikipediaには財津和夫に似てると記述されています。