ももん

レイズド・バイ・ウルブス/神なき惑星 シーズン1のももんのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

かなり俊逸な設定。
かなり未来、地球の資源がなくなり動物もほとんど絶滅してる滅びゆく惑星。
科学はかなり発達しているがアンドロイドも普及しているが、ソルという神を信仰するミトラ教徒と無神論者のグループ同士で戦争が続いている。

勢力的にはミトラ教徒が優勢で無神論者はレジスタンスに近いかもしれない。

人類の為に無神論者の科学者が二体のミトラ教徒所属のアンドロイドを再プログラミングして幾つかの受精卵とともに他の惑星にテラフォーミングさせて開拓&人類の種の保全を試みる。

2体の子育てと開拓の為のアンドロイド、マザーとファザーが奮闘するが生き残ってある程度成長した子供は1人だけ。

そこへミトラ教徒が乗った他惑星への移住の為の方舟が来襲する。

マザーのアンドロイドの機体は戦争用の強力な機体だった事が明らかになり子供の守護と人類の繁栄の為に過激な手段にでる。

ミトラ教徒は異星人の意図が介在した宗教?な気もするが、位の高い僧侶、司教系の階級や無神論者と戦う戦士階級などがある事から設立初期の有力者の既得権益を守る為の宗教な気もする。

マザーに攫われ育てられる事になったミトラ教徒が未だにソルへの信仰を捨てられず縛られてる事が哀れでもどかしい。

ミトラ教徒に成り変わった気骨のある無神論者マーカスがソルへの信仰を口にして権力を得てソルの声が聞こえた気になり愛する人を結果的に裏切る行動に走りしぶとくシーズン2でも生き延びるのに苛立ちを感じる。

そもそも僅かな受精卵とと世話用ロボットだけで惑星を開拓し人類を繁殖させる計画は無謀だと思うが素晴らしい発想だと思う。
ももん

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