抹茶マラカス

テッド・ラッソ 破天荒コーチがゆく シーズン3の抹茶マラカスのレビュー・感想・評価

5.0
偽9番を画期的に扱っていたシーズン2にちょっとがっかりしていたが、トータルフットボールをやり始めた。おったまげである。
プレミアリーグでの冒険は、まずは大スター選手ザヴァの獲得と大活躍から始まる。だがスターすぎる彼はリッチモンドに合いきれなかった。突然の引退を発表してすっかりあかんくなると思われたリッチモンドだが、トータルフットボールの導入で大躍進。
その中でも、覚醒したジェイミー・タートとそれを支えるロイ・ケントコーチを中心に、かけがえのない誰かとの関係性を重視して描くシーズンに。そしてそれが親子という焦点で結実する11話は見事だったと思う。
社会の中でどう振る舞うかを改めて描いていった上で、滅私ではなく個の尊重、そしてやり直しと具体的に描き綺麗に完結した。素晴らしい。ペップまで出てくると。