虹島流浮

ファイヤーフライ 宇宙大戦争の虹島流浮のレビュー・感想・評価

4.5
のちに二大アメコミヒーローチーム『アベンジャーズ』と『ジャスティス・リーグ』を指揮することになるジョス・ウェドン監督のカルト作。
胡散臭い登場人物、胡散臭い会話、胡散臭い演出、胡散臭いカメラワーク、胡散臭いBGM、全てが胡散臭い。
西暦2517年で地球が荒廃化し、色んな惑星に人類は散らばったものの、その全てに人間しか住んでいない。エイリアンは皆無、何の夢もない。
お話は毎回乗組員たちがちょっぴり成長するスタートレックのようでビジュアル、ガジェットはマンダロリアンみたいな愛すべきスペースウェスタン。だんだんとマルコム船長がハン・ソロに見えてくる仕様。
スタートレック精神が血に流れているアメリカ人には受けがいいのが当然なドラマです。

この不思議な魅力に取り憑かれたら最後、あなたもファイヤーフライヤー。
何の意味もない変な寄りのショットなんなんですか、同じく2002年公開の『スターウォーズ/クローンの攻撃』でも同じショットありましたね(笑)デジタルでの謎ズーム(笑)
登場人物が不機嫌になると中国語を発するのも意味不明(笑)全話通して流れ上(なくても構わないが)必要な1シーン以外は字幕もでず翻訳も困る始末(笑)ブレードランナーみたいな惑星の街中にある看板や医療施設のスーツに表記されていたスポンサー?は中国語だったので英語と並び2517年の共通語なのかな?(笑)

打ち切り後、本国ではソフトが売れまくりカルトドラマと化した本作。
観ればわかりますその理由。

4話のラストの牛の大群が急に映るのやばい。
5話に小役時代のザック・エフロン登場(笑)
6話、終盤の攻撃が瞬間的すぎて何が起きたかわからないが凄いことを成し遂げてうまくいった模様(笑)
7話、牧師の前で聖書は矛盾が多いとして訂正し破るリヴァー(笑)
8話、傑作です。感動しました。クルーとの出会いエピソード、死にゆくセレニティー号と船長を救うのは仲間たち。このドラマが好き、愛しい。
10話、『スターウォーズ/新たなる希望』を43分でおこなってます(笑)
車の跡を見て誰の仕業かを判断、囚われた仲間のために救出作戦 、派手な銃撃戦、一人の女を奪い合う二人の男、高いところから敵を突き落とす、そしてフォースを使い百発百中リヴァー。傑作回。
12話、面白い回ですね。でも暮らすのに大変な雪原をわざわざ選ぶ理由は何なんでしょうか(笑)他の惑星に行けない理由があるのかな。SFの醍醐味である想像の余地があって面白いです。最後の雪原、セット感丸出しなところも良き。
13話、ここにきて正統派ウェスタン!マルコム船長かっこよすぎます!イナーラ!ダサいレーザー銃いいな(笑)あの人の乗ってるスピーダーのCGの浮きっぷりが凄い(笑)
14話、賞金稼ぎさんの最後のところ早送りですか?(笑)