もりともか

真夜中のミサのもりともかのレビュー・感想・評価

真夜中のミサ(2021年製作のドラマ)
4.0
宗教っていうのは人々の救いであると同時に、人生に意味を持たせる為の手段でもあるね。何かを信じる、希望を持つっていうのはきっとそうゆうこと。

自分というものはあってないようなもの。
決して悲しい意味ではなく、これはずっと感じてる。
宇宙や広い海を見てるとなんかどうでもよくなるあの感覚は、自分ってものを形成してるものは詰まるところ何もないから。
結局人は生きて死ぬ。
笑ってても泣いてても行き先は皆同じ。
大きなものの一部であって、細胞や肉や骨で作られている。
でもそこには記憶や感情があって信念がある。人間の美しい部分だと思う。

悪魔×宗教か、時空間×宗教のどちらかだと思って見てたけど天使だったとは…天使とは。

ラスト、讃美歌の部分。
これといった正確な理由はないけど、ただただ涙が溢れてきて止まりませんでした。
なんだかいい作品を見たなぁ。
ポール神父の情熱的な説法、好きでした。
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