Kz氏

真夜中のミサのKz氏のネタバレレビュー・内容・結末

真夜中のミサ(2021年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

追いかけている監督マイク・フラナガンの監督・脚本・製作のドラマ。

シャーリイ・ジャクスン「丘の屋敷」やヘンリー・ジェイムズ「ねじの回転」の古典を再構築して、人間関係のドラマが怪異を軸に描かれるのが魅力なのだが、オリジナル作品の本シリーズも古いホラーがベース。だが、人と人との関係だけでなく、神と人との関係も示されている、らしいが、無宗教の私にはよく分らない。各話が聖書の各章になぞらえられており、無神論者やイスラム教徒も出てくる。トランプ政権を支えたキリスト教福音派へのアイロニーや、9・11以降のムスリム蔑視批判は感じる。

2015年に「鬼談百景」、2016年に「残穢」が映像化されたので、小野不由美の大作「屍鬼」の映画ができないかなと願っていたが、先を越されたね。
Kz氏

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