ゆうちん

クイーンズ・ギャンビットのゆうちんのネタバレレビュー・内容・結末

クイーンズ・ギャンビット(2020年製作のドラマ)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

チェスが題材のドラマで実話が元になっているらしいというのが驚き。
主人公のベスがチェスを通して成長と成功・破滅を繰り返す物語だけど、
何と言ってもいいのは、その世界観、映像の綺麗さ、50・60年代のアメリカのファッションやインテリアの再現度の高さ。
また主人公のアニャ・テイラー=ジョイのキュートな魅力全開さ。
年齢や置かれている状況によって、メイクやファッションがどんどん変わっていくんですよね〜。

この方の作品、見たことないな…と思ったら「スーパーマリオ・ザ・ムービー」でピーチ姫の吹き替えをやられているとのこと。タイムリー!(スーパーマリオ未見だが観たい)。

チェスの天才的な才能を持ちながら今まで孤立無援で
それによって酒や薬物に依存することになってしまうが、
最後には恋愛関係になったこれまたチェス仲間の男たちや、
孤児院時代のクラスメイトから助けられてというのが
感動ポイントでもあるけれど、ただそれまでの恋愛や友情の描写は
激しいほどの感情の揺れはないため多少唐突感があった。

ベスが世界大会で訪れる各都市(ラスベガス・パリ・モスクワなど)
の再現度も高い。ホテルの内装とかめちゃゴージャス。

対戦時のプレーヤーの内面が読み取れる演出は
チェスがわからなくても問題なし。
ファッション・インテリア好きにはそれだけで楽しめて
実はチェストいう勝負事のゲームで
ファッションモデルと見紛う美女が敵をなぎ倒していく
強い女のバトル要素も感じられる大人でクールな作品でした。
ゆうちん

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