Netflixリミテッドシリーズ。
チェスの天才少女を描くスポ根ドラマ。
《あらすじ》
幼い頃に母を亡くし、孤児院で育つエリザベス(アニャ・テイラー=ジョイ)。孤児院の用務員でもあるシャイベル(ビル・キャンプ)からチェスを教わり、生まれながらの才能に目覚める。ベスが13歳になった時ウィートリー夫妻に引き取られるも2人は離婚し養母アルマ(マリエル・ヘラー)との2人暮らしになるが、生活は困窮し賞金のためチェスの大会へ出場する。そこでの活躍からチェスの天才少女としてスターへの道のりの物語が始まる。
《感想》
海外ドラマの中でもNo.1くらいに主人公が好きになるドラマ。天才的なチェスの才能を持ち、男性優位社会のなかで爽快に強者をぶった切っていく姿と反面、精神安定剤やアルコールに依存する弱さのギャップが惹きつけられ、チェスのスター街道を駆け上がっていくなかで、見た目や服装もどんどん洗練されていく姿も楽しめる。そして、猫のような独特の顔立ちで不思議な魅力を放つアニャ・テイラー=ジョイが演じるベスだからこそという部分も大きく、他の人が演じていたらどうなったことかというくらいハマり役だった。
チェスのルールが分からなくても楽しめて、話の肝でもあるチェスシーンは大喜利のように全て違う見せ方をしてくれているので、飽きることなく見れる。
リミテッドシリーズでもあるので、1シーズン限りというのが惜しくなるほどの傑作ドラマ。