孤児の少女がチェスで世界一を取るまでの物語。
男社会なチェスの世界で、
ベスがクールに勝ち進んでくのが楽しい!
爽快に勝ち進む!というより、
ベスの薬への依存や母の暗い話など、
人間くさく物語に深みがあってよい。
ただチェスを教えただけのはずのシャイベルさんが、ベスの記事をスクラップしてたり気にかけたりしてて、全体的に泣ける…
ベスの涙で完全にもらい泣きしました。
かつて倒した強敵達が仲間になって、
最後まで共に居てくれるのが素敵。
途中見放されて孤独になるも、
ベスの隣にはかつての仲間がいて。
絆が感じられていい関係だなあ。わりとみんな穴兄妹だけど(おい)
ラスト、車を降りて道でチェスをやってるソ連のおじいちゃん達に歓迎されてるシーン感動したなあ。 チェスは国勢をも凌駕しうるかも。
アニャのハッキリとした美しい顔とお洒落なファッションも見れて目が潤う。
レトロな髪型もお洒落だし、
舞台セットもめちゃくちゃ細かくて拍手。
画もどこか彩度の低いパステルっぽくもあれば、
チェスの知的な雰囲気もあって素敵。
音楽も最高で、
切り抜ける一手を閃いた時に流れるサントラで鳥肌が止まりませーん!!
変な続編が出る心配がないのは良いね。
終わりがある作品だから完璧なことだってある。