にゃん

青のSP ―学校内警察・嶋田隆平―のにゃんのネタバレレビュー・内容・結末

3.1

このレビューはネタバレを含みます

1話目から嶋田が躊躇なく荒れる生徒に手錠をかけて警察に連れて行ったのちょっとスカッとした。

1話に対して2つの異なる事件(盗撮、薬物、イジメ、ブラックな職場、マタハラ、パワハラなど)が起こる設定が面白い。
中学生ならではの抱える基本的な問題が沢山出てきた感じ。親の理想の進路に添えない夢のある子供だったり。

そして全体のストーリーを繋げる"1年前の女教師の奇妙な事故死"。
嶋田はその女性の交際相手だった。
嶋田はその事故死の現場の彼女の自転車が傷だらけだったこと、そしてブレーキの線が意図的に切断されていたことを記憶していた。

事件の真相、それは一年前に女生徒に対するセクハラ事件から始まっていた。セクハラは女生徒2人が競合して男教師がけしかけられたものであり、その慰謝料として420万を貰ったのだ。女生徒は行きたい学校の学費を得る為に計画し、その計画を知らない教師は学校から追い出されやっと予備校の教師になったが、嶋田が掘り起こしたことで予備校にバレて再び職場を終われるハメに。
当時、正義感の強かった嶋田の恋人はこの事件に疑問を抱き追求しようとしていた。そんな彼女を良く思わなかった校長に先生を困らせるように促された生徒が、自転車のブレーキを切ったと判明。殺す気はなく、少し怪我をしたら大人しくなるだろうと。しかし実際彼女は命を落とすまでの事故に繋がってしまったのだ。

最後、女生徒2人の計画のせいで自分の人生が台無しになったと感じた例の男教師が学校に銃を持って乱入。女生徒2人を殺そうと思ったがそこに嶋田がやってきてバトルしぼろぼろになりながらも嶋田が勝利、犯人を警棒で気絶させ捕えるのだった。

のち、嶋田は少し落ち着く為にと交番勤務を志願し、生徒たちも受験を迎える最後の年となるのだった。
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