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こもりびとのmakoのレビュー・感想・評価

こもりびと(2020年製作のドラマ)
4.0
全国の「ひきこもり」の数は100万人
その半数以上は親が高齢化した世代

10年以上ひきこもる倉田雅夫(松山ケンイチ)。厳格な父・一夫(武田鉄矢)が余命宣告を機に、もう一度息子と向き合うことに。

ひきこもっているのにも理由がある。
家族は心配し、叱咤激励しひきこもりから脱却させようとする。
でも一番どうにかしなきゃと思っているのは当人かもしれない。

頑張っても、頑張りが足りないとか
辛抱がないとか
甘えているとか

本当にそうなのかな。

現代の闇を感じた。
不寛容な社会。

劇中でひきこもりをしていた人たちの気持ちを聞くシーンがありました。
どう声をかけてほしかったのか。
どんな言葉で傷ついたのか。
参考になりました。

この父親の言葉の数々が雅夫を追い詰めていた。
あるSNSを使って息子と交流を図る父。
父自身の意識が変わることで息子が少しづつ変わっていく。
いいドラマでした。

ブルーハーツの歌詞がいい✨

ひきこもりの証言に基づき作られたそうです。


追記
再放送が明日11日。
NHKBS4K 午後1時00分~ 午後2時13分
NHKスペシャル「4Kドラマ こもりびと」
興味がある方、BSで観れますよ😊
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