なつめ

関ヶ原のなつめのレビュー・感想・評価

関ヶ原(1981年製作のドラマ)
4.0
登場人物が武将から農婦からことごとく超絶豪華なので「うわ!誰々だ!うわ!誰々だ!」と興奮して終わった三夜だった。ザ・老獪の本田正信(三國連太郎)、西軍を勝たせそうな島左近(三船敏郎)を筆頭に、主役級俳優をぎゅうぎゅうに詰め込んでいる。名前を知らない人たちも、昔の役者は滑舌がいいし和装が似合う顔をしている。今の人たちは発声もっとがんばってください。

全体的にお爺さんお婆さんな年齢の人たちがとにかく堂々としていて凄味があってよかった。阿茶の局とか芳春院とか、時代劇ではあのラインのキャラをもっと観たい。若き松坂慶子は可愛らしかったが、無力過ぎて不甲斐ない。どうせ架空のキャラなんだから、原田眞人版の初芽くらい強くてもいいのに、と思うのは21世紀だからだけれども。

丹波哲郎が並外れて生き生きしていたので、追いかけてみることにする。
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