① 綾瀬はるかと高橋一生の入れ替わりすげええ。こんな完全に入れ替わってる演技があり得るのか。その「入れ替わり」「すげ替え」「代替可能性」「サンプル品」というテーマがストーリーと演出にも色濃く反映された第1話。脚本・森下佳子さんは『だから私は推しました』でも地上と地下をつなぐ「階段」を鮮明に描いてみせていたから、『天国と地獄』の階段を転げ落ちていく描写にも説得力がある。対局にあるものが接続されゆくことで生まれるドラマ。
②映像のチープさが気になる。演技と脚本がよいだけに…。あんなに何度もちょい欠けの月を映し出す必要はないし（はいはいどうせ満月じゃないといけないんでしょ）、効果音、カメラの揺れ、ズーム、クローズアップも大袈裟すぎる。うるさい。はぁ。情報量は多いけどうまくまとめげていて、その展開の速さはあっぱれだ。演技と脚本がとにかく素晴らしい。
