このレビューはネタバレを含みます
第26話赵嘉良东山へ、から明確に面白くなる。
それまではの前半は、登場人物がその多さから把握しにくく、話の盛り上がりや見所も少なく、あくまで後半飛び立つための滑走路といった風。
李飞の強い正義感やその真っ直ぐな言動、赵嘉良や李维民の李飞を見守る気持ちなどは、見ているだけでも熱く清々しい。
林耀东と赵嘉良の仕掛け合いは見応えがあり、それをきっかけに作品にいよいよ引き込まれていく感じがある。
加えて、緊張感も出てくるのが後半。
模範とされていたはずの村が、村ぐるみで薬物の密造を行なっていて、且つこれが実話に基づいているというのには驚く。
最後の逮捕劇は非常にスケールが大きく、どこまで現実に忠実か分からないが、あくまでドラマでのことと感じずにはいられないほど。
また林耀东を中心としたその統制は非常に整っていて、思わず合法的な事業を起こせば成功するのではないかと感じてしまう。
救急車で塔寨から脱出を試みる李飞一行の格闘、特に马雯の死を恐れない覚悟の奮闘ぶりは1番泣けるシーン。
