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ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪 シーズン1のWednesdayのネタバレレビュー・内容・結末

2.8

このレビューはネタバレを含みます

映画なら1時間でやるところを8話分導入に費やしている。これで話が面白ければ展開が丁寧でも文句はないが、オークの背が高い、エルフの髪が短いなどの改変はささいなことに思えるほど脚本が粗雑。

・闇の使者(超強い)がハーフットの投げた小石に反応して思わず重要な杖(?)を取り落とす
・ポンペイの火山並みの大噴火なのに、麓で高熱の火山灰に見舞われてもなぜか無事な人間多数
・南方国の民の危機なのに仲間のエルフに助けを求めず対応して案の定死者を多数出した黒人エルフ
・ハルブラント(サウロン?)の危険性が発覚したのになぜか仲間に秘密にするガラドリエル
等々。

一番の問題は、このシーズンを通しての脅威がハッキリしないこと。
LOTRならサウロン、ホビットならスマウグといった「下手したら世界が壊滅するかも」という危機感を覚えさせられる敵が不在。アダル、よそびとをサウロンのミスリードに使うのは良いとして、結局8話でサウロンの正体を明かして終わりなのは唖然とした。このシーズンの盛り上がりはどこだよ。ハーフットのじいさんが死んでも泣けないよ。致命傷なのにひと仕事してちょっとお喋りして死ぬって宝塚かよ。
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