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ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪 シーズン1のmeikoのネタバレレビュー・内容・結末

4.6

このレビューはネタバレを含みます

映像美と使われることばのひとつひとつの美しさよ
こどもの頃からどれだけエルフに憧れたかを思い出す滑り出し..
だれになんと言われても自分の感覚を信じる若きガラドリエルの姿がまぶしい。
ロードオブザリングでは、敵側にしか有色人種がいなかったの不満だったので今回は是正されててよかった。

ポリコレはロードオブザリングの世界にはそぐわないと書いてる人もいるし、トールキンがどう思うかはだれにもわからないけど、
わたしは今の視聴者が、見ててうれしくなる方に合わせるのが悪いとは思わないな。
たとえば子どもが「肌が黄色い、黒いわたしたちはエルフにはなれない(美しくなれない)、敵側にしかいない,,」と思うよりは、「耳が尖ってればだれでもエルフなんだ」と思える方がうれしくない?


「自身の悪い行いを肯定してはいけない。自分の中で戦争が起こってしまう」

「良きものへ進め」

最終回はかなり見応えがあった。
映画を愛してるけど、あの中ではサウロンは絶対的な悪としてそこにデンと存在してるだけだったので、
サウロンがハルブラントの姿になってガラドリエルを仲間に引き込もうとし、彼女が激しく動揺するところはとてもリアル。
彼女が彼を助けてしまい、自分の目的のためなら「過去を忘れてもいい」と言ってしまったーーそのことの重みが、彼が何者か知ってからわかるという。
誰しも自分の都合のよいところを見てしまう、という難しさを感じた。

ガンダルフとホビットの旅はこのころからあったのね😌
ドラマを作ってくれてありがとうの気持ちでいっぱいです。
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