このレビューはネタバレを含みます
「ロードオブザリング」前日譚の大作ドラマですね！
「ロードオブザリング」には残念ながら思い入れが無く、映画版を２までしか見てないくらいの体たらくなのですが、話題作がせっかく見れるし、まあ大丈夫だろう、と視聴。
本編から数千年前、中つ国の悪の兆しを巡るそれぞれの種族の群像劇、ですね！
まず、映像が豪華！ドラマ史上最高額の予算とのことで、画面から漂うビッグバジェット感はやっぱり見ていて楽しめました！
ストーリーはやや前振り感、でしたかね。盛り上がってたとは思うけど、個人的にはもうちょっと面白キャラがいてもいいのになーとか思って見ていました。真面目で壮大なファンタジーですね！w
群像劇ですが、女性キャラクターが主人公っぽい。エルフの戦士・ガラドリエルは美女で見目麗しく逞しく、人間の国の女王やエルフと恋人になるママも、意志強めで皆さん魅力的だったかと！
男性キャラはイマイチだったかなあ。まずイケメンがいない…？w 人間と恋に落ちるエルフがまあ、キャラ的にはイケメン枠、ですかね。
エルフなのに白人じゃない！って賛否が出てしまった役ですね。原作に思い入れが無いため、肌の色は全く気になりませんでしたが、人間のシングルマザーに想いを寄せていて告白するシーンが良くなかったw
「俺の気持ちは態度で示してた！」とか言うのですが、「えーっ！好きとか愛してるとか言わないの？ちゃんと言えばいいのに！」という感想でしたw まあ２枚目キャラですかね。可愛げなくて好みじゃなかったですw
後は、全体、オールドスタイルだなあ、という印象は受けました。善と悪という対立構造があり、悪側にもそれなりの理由が、とかは無くて、ただただ悪。対立していた種族たちは悪に対抗するために手を組んでいく、って展開ですね。
最近はダークヒーローや、元善人のヴィランなんかも多い気がするから、懐かしい雰囲気、気を衒いすぎない感じは王道感！です。
しかし、ラテン系エルフの俳優さんの話題が注目されたせいもあってか、何だか岩みたいな見た目が凶悪げな種族たちが気になってしまったw あの見た目に生まれた彼らは、いつ悪の道に？悪役顔差別！って言われる日が来るのでは、とかねw
しかし、全体、懐かしい感じすらする王道感、私はハマれるキャラがいなかったから、ちょっと退屈かなーって思ってしまう部分もあったけど、原作リスペクトな空気も感じられ、良かった！んじゃないかと。
