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サンクチュアリ -聖域-のパピワンのレビュー・感想・評価

サンクチュアリ -聖域-(2023年製作のドラマ)
4.8
泥にまみれながら——魂が咲く。
「角界をぶっこわーーーっす!!!」

めっちゃ!!めっちゃ!めっちゃ!!!面白かった!!!
超ッッッ!!!熱ッッッ血ッッッ!ドラマッッッ!!
「ガンニバル」以来、日本のドラマでめっちゃ楽しめた作品だと思う!
が…「Reゼロ」のスバルと同様なレベルで、主人公に好感が持てない人物だった…
(というより、このドラマの80%くらいの登場人物は好感が持てない、クソ野郎、もしくはクセとアクが強いキャラばかり)

が!!!終盤の大覚醒が熱すぎる!!!
夫婦ともども大号泣の大感動よ!!

角界=相撲の世界を描いた作品。
現実の出来事を風刺、皮肉っていたりと、尖りに尖りまくった作品。
作品は尖っているが、お相撲さんたちは丸いし⭕️、土俵も丸いし⭕️どこが角🔲界なんだ??

と思い調べた結果…
相撲の世界を角界と呼ぶのは、相撲をかつて「角力」と記していたことに由来。
読み方は「かくりき」ではなく「すもう」。
江戸時代ごろに起こった当て字読みが由来して、相撲の世界を角界と読んでいるらしい。

現在、「バキ道」ではお相撲さん達とのバトルを描いていたり(バキシリーズの中でも1、2を争うツマらなさレベルのシリーズ、決着もエェ…といったもの)。
ニュースで相撲を見る機会は、力士の暴行やら不祥事で目にすることが多くなってしまった相撲界。
そんなマイナスな印象イメージが多い、角界ドラマの主人公はまさに破天荒、型破り、破壊者であり破戒者なクッッッソ生意気な若造が主人公!!

マイナスにマイナスを✖️とプラスになるという例を示したドラマ。
メインテーマは当然ながら「相撲」、もう一つのテーマは「毒親」なんじゃねぇか??な作品。
メインとなるお相撲さん達のバックボーンの親達が毒親の見本市ってレベル。
愛が冷めきって、金と性欲のことしか頭にない母親、児童虐待、ネグレクト疑惑の母親、厳格過ぎてモラハラする父、過保護すぎて違法なことも平然と行う暴走する母。

内容自体も、実際に過去にあった事件、不祥事などをネタにしてるのが多く散見される。
「しごき」という大義名分のイジメ、暴行、柱に縛りつけて暴行加えるとか時代錯誤もよいところ…
そして、スポーツ業界あるあるの将来有望若手選手がいかにして堕落していくのか、というのがお手本のように描かれている。
描写、演出も過激なものから、食事中に見るには不釣り合いなものまで、ネット配信だからできたような攻め攻めの内容が多く見られる。

そんなマイナス要素の塊のようなドラマなのに、キャラクターが不思議と魅力的で楽しく見れちゃう!!
フォロワーさん達が高評価なレビューしてくっから期待して見たけど、ハードルを見事に超える傑作だった!
俳優さん達の演技が超素晴らしい!
染谷翔太の良キャラっぷりがお気に入り!

もう本当に!!
終盤が今までのストレスを大解放する、超カタルシス熱血ドラマ!
超熱くて!!超泣ける!!

俺の推しは静内!!
お?ナウシカ的な良いやつかな??
からの圧倒的!!!!なゲキ強な大ボス感!!
超好き!!
妻の推しは清水!
優しさ、オタクっぽさ、人の良さが表れていて大好き!

マジで7話が神回すぎて大好き!
つづく8話も泣きながら見た!良かった!
終わり方に賛否あるのは理解はできる…

が!!!俺は大満足な終わりよ!
さいっっっこうに決まってんだろーよ!
だぁあーーこ!!

…シーズン2は間違いなくあるでしょ!
憂鬱な月曜日から一気に激アツな月曜日になってしまった!
序盤、中盤のストレスパートを我慢し、終盤のカタルシスを是非体験してほしい!
超オススメッッッ!!!
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