品川巻

サンクチュアリ -聖域-の品川巻のレビュー・感想・評価

サンクチュアリ -聖域-(2023年製作のドラマ)
4.5
何の気なしに観始めたけど、めちゃくちゃ面白い!!!!
どのコメントでも書かれてるけど、ほぼロッキー&スラダン。
猿桜のキャラクターはどう見ても朝青龍インスパイアで、土俵という"聖域"をもエンタメにしてしまう、華のある主人公の快進撃は観ているこちらを飽きさせない。

SNS問題、八百長、メディアへの抑圧、格付け、部屋の争い、タニマチ、二世の重圧etc...
"相撲"というテーマだけでここまで広げられると気付いたのもセンスだし、オリジナル無しでグダらないのはほんとに脚本力としか言いようがない。。

痛快な"スポ根少年マンガ"味を出しつつも、欲に目が眩んだ主人公が転落していく様は"闇金ウシジマくん"味もあり、敵キャラ・静内の回想とかで"韓国サスペンス"の不穏さすら匂わせる、ほぼ全ジャンルドラマ。("闇金ウシジマくん"は、もはやジャンルです)

みんなの兄貴分だった寡黙な猿谷の断髪式(8話)は号泣。着物の掛襟に涙を落とすタイミングを操った小雪が天才だった。

力士キャラは、石原が推し。
ご飯いっぱい食べてかわいいねえ。
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