おなべ

サンクチュアリ -聖域-のおなべのレビュー・感想・評価

サンクチュアリ -聖域-(2023年製作のドラマ)
3.8
◉反骨精神は人を強くする。

◉相撲の世界(角界)に足を踏み入れたならず者が、様々な障壁に打ちのめされながらも、少しずつ成長してゆく胸熱スポ根ドラマ。

◉世の流れに便乗したタイミングで期待を込めて鑑賞。正直、期待値を上回る面白さで、ビンジウォッチで気付いたら最終話に。続きが気になるセコい終わり方!

◉1話〜3話までは起伏がある訳ではないけども、そこから加速度的に一気に面白くなる。個人的に、4話目は神回だと思ってる。気になる方はぜひNetflixでCheck it out!

◉相撲メインの話だけど、サイドストーリーとして家族の形を描いている部分もあり、そこがまたグッとくる。不器用な息子、さらに不器用な父親、ちょっとよくない母親。表向きは嫌ってるようでも、時々見せる父親・母親への想いが伝わるカットが胸熱。

◉虐げられドン底を味わった猿桜の、自分を見下す存在に対する反骨精神。強さに対する圧倒的な飢えと渇き。そして、家族。背負うものがあり、怒りを放つ猿桜はまだまだ強くなる。

【以下余談】

◉《江口カン》監督、初めて名前を聴く方だと思ったら、監督の作品『ガチ星』の映画イベントで一度直でお会いしていた。しかも、肩を組んで笑顔で写真を撮っていた…。大事にしなきゃ⭐︎

◉ 《一ノ瀬ワタル》が、千鳥の相席食堂で故郷の佐賀に帰郷し、実の兄に再会するシーン。兄はいかにもアウトロー気味な第一印象だったけど、めちゃくちゃ良い回だったので、気になる方はぜひ一度観てみて欲しい。
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