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ボーイズ・ドント・クライのmemoのネタバレレビュー・内容・結末

ボーイズ・ドント・クライ(1999年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

トランスジェンダーの男性へ向けられる偏見や差別が痛ましすぎる。1993年、アメリカ・ネブラスカ州で実際にあった事件が元になっていることがエンドロール前の字幕で明かされるがしばらくショックで言葉にならなかった。

ブランドンが女性の身体であることを知ると一気に変わるそこの人たちの視線や態度。化け物や異常者扱いし、男たちは憎悪と攻撃の対象として心と身体も容赦なく傷つける。無知・無理解・偏見・差別。人間の暴力性・攻撃性。その恐ろしさ・むごさ、、、

自分より弱いと思っていたり、立場が下だと思っていたり、偏見や差別感情を抱いていたりする相手に対しては、人間は攻撃性を持ちやすい(その攻撃性が大きくなりやすい)ということを自覚して、自分自身と、そして社会・他者ときちんと向き合っていたいと思う。

夜の空、時々宇宙みたいな感じ?になるのよかった、ブランドンが鏡を見ながらヘアスタイルを整える仕草いつもちょっとかわいい、女性の身体であることに気づくも言及せずにただ目の前のあなたと触れ合うことの幸せを感じるラナ、「私だって完璧じゃない」、彼らの望むことを伝えましょうと言うラナの凄まじい表情とふたりの横顔、回転遊具、煙草、車、ラナのオレンジ色の髪
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