寅さん

ボーイズ・ドント・クライの寅さんのレビュー・感想・評価

ボーイズ・ドント・クライ(1999年製作の映画)
5.0
無知の怖さ。
90年台初頭の田舎だと性同一性障害の認識はどんなものだったのか?

ラナの母親は娘を守りたかっただけだ。しかし、無知で無教養過ぎた。

昔、性同一性障害の友人がいたが異性としてみていて恋心を打ち明けられなかった事を思い出した。
なぜかと言うと相手からしたら恋愛対象にない同性からの告白となるし、性同一性障害としりながら言った事になるから友人としても裏切りとなると思ったからだ。
結局、気まずくて疎遠になってしまったが今でも告白した方が良かったのか、言わなくて疎遠になってしまった現実が良かったのか想いを馳せることがある。

青春映画として、ジョンとバーで出会うシーンでの喧嘩騒ぎが興奮でき好きなシーンだ。


本作では若い子であるが、35歳位の社会的地位がちょっとある設定だと、また面白いかも。
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