汽笛の音で目を覚ます

あと さん ねんの汽笛の音で目を覚ますのレビュー・感想・評価

あと さん ねん(2018年製作の映画)
3.2
スペインの片田舎で犬と暮らす未亡人マリッサのもとに、息子の友達だという日本人の博という男が尋ねてくるショートフィルム。

状況的に若干の怖さはあるものの、人が良さそうな博の雰囲気と、終始どうすればいいのか分からないマリッサの表情が良かった。

そんな感じで序盤はなんとも言えないシュールな空気感で進んでいくんだけど、とあるマリッサの提案をキッカケにして、徐々に考えさせられる展開になっていくのが結構意外だった。

ジャンルとしてはコメディに違いはないんだけど、最終的に人間の複雑な心の在り方について色々と考えてしまう作品でした。