森林開発会社が運営する合板工場のリストラ政策を命じられた野心家の男が、少年期に父親と過ごした田舎町で目を背けていた過去に向き合いながら、人生を見つめ直すヒューマンドラマ。
中盤まではやや平板で画面の暗さも相俟ってウトウトしたけれど、後半は、田舎＜ヘルシンキ＜スウェーデンというパワーバランスの中で、仕事や生きることに対する矜持を取り戻していく展開はなかなかに胸熱だった。

フィンランドといえばやはりヘヴィメタ。
まさかのメタリカご本人登場でテンションアップ。みんなおじいちゃんになってたけどパワフルな演奏は健在だった（たまたま撮影スケジュールとライブ日程が重なるという奇跡）。

• #フィンランド映画祭

METALLICA は、あり？

今年も来ましたフィンランド映画祭2021 。この空気感が好き。
サラリーマンを長く続けてれば、嫌なこと、納得いかないこともやってきた。度合いの問題で、何処まで出来るかをちゃんと見極めないと、自分が崩壊する。人として、この映画じゃ無いけど、娘に恥じない行いをしないといけない。

そして、いろんなものを背負っていても、裏切っても裏切られても、立場が違って対立していても、それを乗り越えられるのが音楽、しかも🎸METALLICA だなんて！

ライブシーン、思いっきり縦に首を振りたくなる。

なんか、観に来て良かった。

• #フィンランド映画祭

フィンランド映画祭にて

大企業で働く中間管理職の男性が主人公、もうすぐ子供が生まれる予定で、新しく眺めのいい高層マンションも購入予定、順調そうだけど、上司から、地方の工場のリストラをしてほしいと言われ、その工場があるところは自分の育った場所だった…という話。
なんとか人員削減をしないですむようにアイディアを出したものの、そのアイディアは他の場所の工場で使われ、結局リストラするはめに。
やっとの思いでリストラをして、本社に戻ったら会社が合併吸収されていた…となんだか非情な事が次々と。それを現在と、少年時代の思い出と交互に描かれていたのだが、なにせもう、画面が暗すぎて、俳優の表情も何をしてるかもわかりづらいシーンが多すぎ。真っ暗過ぎて途中で意識を失いかけた（笑）

フィンランドといえばメタル！ということで要所要所でメタリカがかかり、主人公と幼馴染がクライマックスでメタリカのライブに行くのだが、ここのメタリカのライブだけ画面がパァっと明るく、画像のレベルも５段階位あがった。
終了後の監督のティーチインで、メタリカのシーンもなんとか予算内に収まった…と言ってたけれど、ここで予算使い切ったんじゃないか？と思ったり。その位他の場面が暗くてよく見えなかった…。