Tetsu001

夢みる小学校のTetsu001のレビュー・感想・評価

夢みる小学校(2021年製作の映画)
3.9
ドキュメンタリーなので映画評ではなく

とても自由な小学校 きのくに子どもの村学園 
制度上もれっきとした学校である
全国に5つあり創設者の堀氏は、週1日ずつ巡回している

机、椅子やテラスなどは子どもたちが設計し自分たちで作る
教科の時間は少なく、体験型の「プロジェクト」の時間が半分くらい
体験活動を通じていろいろな興味が刺激され、教科の学習にもつながっていく

学校の決まりは児童も教職員も1票ずつの全校集会で決める
日本人は他国に比べて、説明に対して質問をしないというが、この学校の子どもたちはする
意見を言い合う

映画の中では茂木健一郎、尾木直樹が出てきて、この学校の考え方を支持している
作家高橋源一郎が保護者として登場

映画の中で取り上げられているシーンは理想的だと思った
難しい部分は当然あるだろう
うまくいかせるための工夫とかノウハウはどうなってるのだろう

思ったこと2点

教員養成や教育研究の大学はいったい何をしているのか? 堀氏ら一部の人の努力に任せず、ちゃんとしっかり力をかけて(予算や人員)を研究したり、知見の普及をすべきじゃないか

子どもは多様なので、この学校に向かない子もいるだろう
内気な子、話がうまくできない子はうまくやっていけるのかしら サポートしてくれる人はいるのかしら

いろんな考えが浮かびました
観たあと話し合いができたのもよかったです

最後に撮影について一言
アクティブな撮り方をしようとしたせいか、映像がぐるぐる動く場面が多く、観ていて目がまわって気分が悪くなりまし
そこは苦手でした
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