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母性のEPATAYのレビュー・感想・評価

母性(2022年製作の映画)
3.6
“信用できない語り手”系の映画として、色、表情、メイク、美術など細かい演出が素晴らしくてゾワゾワした。毒親が毒親を産む負の再生産の物語はしんどかったけど、女って怖いよねとか母親の愛は強いねで終わらせず男も他人事にしないところは良かった。ただ着地点は好きじゃない。

大地真央、高畑淳子の、大袈裟気味にデフォルメされたキャラであるにも関わらず、「自分の母親/祖母に似てるな」と思わせる演技力は凄まじかった。主演二人を置いてけぼりにしてしまうほどの演技合戦を見ているようだった。
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