いい映画でした。
どんな映画かと聞かれたら、「いいところを突いた、いい映画」と答えます。
舞台が神戸というのもいいですね。
邦画は疎いので、女優さんの名前があまり分かりませんが、高校生役の娘さん、いい演技してましたね。お母さん役も、負けずに強烈で。
脇を大地真央や高畑ママが固めていたのも良かったですね。
感情を爆発させる演技って、演技の中でも力任せになりがちで、結果安っぽい出来になってしまうんですが、この映画はそうならずに、役柄としての涙や感情の出し方をしていたなと感じました。
苦い話というか、今の時代だからこそのストーリー、映画だと思いました。
子を産んだから自動的に母親になれるわけではないと言うのは昔からある言葉ですが、それを分かりやすく説明していたと思います。
妙に生々しい感情、生々しいところが良かったですね。所々に気持ち悪さが出ていたのがこの映画の魅力だと思います。監督や脚本家、演出が原作を忠実に汲み取ったんだろうなと思いました。
女性も男性も、各キャラクターを見て、ただの映画ではなく、自分自身と向き合うためにも色んな人に見てもらいたいと思う映画でした。
また観たいです。
