理想の親子を「演じてる」ような母娘。
戸田恵梨香さんと大地真央さんの娘と母の醸す雰囲気の異様さよ。
母も娘もなんの疑いもなくその関係性を保とうとしている。
母性って、子を産めば産まれるものでもない。母は子供を無条件には愛さないこともある。でも子供は母を本能的に求めるし、愛する。虐待されてる子供でも、母親が責められると母親を庇うというし…。
いびつな親子関係が繋がっていく。なんの解決もないし、すっきりもしないし、もやもやしたまま終わった。
『私達の命を未来に繋げてくれてありがとう』
一呪いのことばみたいに感じた。
出 てくる人みんないびつで救いがなかった。まともな人って清佳の高校のボーイフレンドくらい。
役者たちの演技はみなさん素晴らしかった。戸田恵梨香さんと永野芽郁ちゃんって親子に見えるの?って思ってましたが、見えるんだわこれが。そしてルミ子の、娘然、お嬢然としてるとこがすごくいいわけで。
大地真央さんの能面のような母も気持ち悪いし、高畑淳子さんの毒母は迫力ありすぎ。母にもいろいろあります。
JUJUさんは悪くないと思うけど、最後の主題歌で、一気に二時間ドラマ感…
母性に対して、この父は父性が無いよね。私的には一番だめなやつはこいつ。