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母性のmasaのレビュー・感想・評価

母性(2022年製作の映画)
3.9
湊かなえ原作のわりには、後味がそんなイヤじゃないし、ミステリー色もそんなにない。母性とは……考えさせられるヒューマンドラマだった。

母の目線と娘の目線でこんなにも、違うものなのか。葛藤がとても切ない。

ある日、女子高生の遺体が発見される。
事故や自殺か、あるいは他殺なのか、その真相は不明だった。
悲劇に至るまでの過程が母・ルミ子(戸田恵梨香)と娘・清佳(永野芽郁)それぞれの視点で明らかになっていくものの、双方の証言は同じ出来事を回想しているにもかかわらず食い違い、母と娘の複雑な関係が浮き彫りになる……

湊かなえの小説を映画化。
一人の女子高生の死を巡り、母と娘それぞれの視点によって衝撃的な事実が浮かび上がる……
監督廣木隆一。
娘を愛せない母を戸田恵梨香、母の愛を求める娘を永野芽郁が演じる。

原作は既読済。
母と娘、それぞれの視点で描かれるから場面も飛ぶし、小説を読んでた方が分かりやすく、素直に感動できるかも。

しかし、高畑淳子の鬼姑役は、ほんと強烈だった……怖すぎた。
夢に出てきそう😱
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