母から認めてもらうために生きてきた娘。
その娘が産んだ娘もまた、母を喜ばせ認めてもらうために生きていく。
夫とその愛人、意地悪な義母も絡み
母の懺悔と娘の言葉で語られることで
息苦しい日常を描きながら
母性とは、母とは、娘とは
を考えていく。
自分軸で生きてはいない2人の娘が
不憫に感じた。
翻って、私の亡き母への想いを照らし合わせ
似てるところがあるのかな
とも思ったり。
夫の苦しみ、不倫に走った経緯など
もっと知りたかった。
さんざん虐めてきた意地悪な義母が
最後は嫁を可愛がる姿に
信じて貫き通す生き方の先には
答えがあるのかもしれないと感じて泣けた。
