母親からの視点、娘側からの視点が異なっており、家族であっても与え方、受け取り方次第でボタン掛け違うよな、と感じた。
母性は子どもを産んだからといって生まれるわけではない、というのが一貫したメッセージ。そうなんだろうけど、いつまでも誰かの娘でしかいられない母親はゾッとした。
残念だったのは、時代表現にリアリティが欠けていたこと。
戸田恵梨香が若すぎた。白髪入れたりしてたけど、肌艶良すぎて…いつまでも母親になれない女性の描写と言われれば、そうかもしれないけど。
また、永野芽郁が旬顔すぎて、1980年代にはとても見えなかった。あの時代であれば、セーラー服とかの方が良かったんじゃないかな。最後のシーンでもスマホっぽい端末でてくるし(よく観たらPHSだったかもしれない?)。
これ何時代??と感じて、物語に浸かれなかった。
高畑淳子の認知症狂老人の演技は流石でした。