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大河への道のharuのレビュー・感想・評価

大河への道(2022年製作の映画)
3.6
2022/5/29 観賞。
TOHO西宮にて観賞。

千葉県香取市。
地域活性化の為に観光に力を入れようとしていた。
池本は部下の木下と「ズレ」を感じヒソヒソ話をしていると「何か案を出せ」と言われる。
困惑する池本は咄嗟に先日ラジオで聞いた「何故伊能忠敬は大河ドラマにならないのか❓」という話題を思い出し「大河ドラマ」と言ってしまう。千葉県知事も賛同して
「作家の加藤浩造にストーリーの執筆を依頼しろ」と命ずる。
最初は嫌がっていた加藤だったが「日本全国を歩き日本の姿をほぼ正確に画いた」事に感動して引き受ける。
しかし、伊能忠敬を調べていると「伊能忠敬の死亡日」と「幕府の日本地図の発表日」とズレがあるのを発見してしまう・・・。


立川志の輔師匠の原作作品という事で観賞しました。
てっきり師匠の故郷富山県の話かと思いきや、千葉県でした😅。

伊能忠敬。
地元の方達は親しみを込めて、
「ケイチュウさん」と呼ぶ様で。

この作品を観て「エッ⁉️」と思った事・・・。
伊能忠敬を扱っているのに伊能忠敬が死ぬシーン以外、彼は出ません・・・😁❗
斬新過ぎる・・・。

伊能忠敬の死亡により経費のかかる「地図作成」が中止になるかもしれない・・・。
そんな事を危惧した残された担当者達は彼が生きている事にして、
周りを誤魔化して仕事を続けます。
現代⇔江戸時代と交互に展開しますが、ややこしくもなく楽しめて観れます。

松山ケンイチが何とも空気を読めないヤツを演じて笑ってしまいました。

伊能忠敬。
この作品を観て凄い方だと、
改めて感じました。
そして、彼を支えたスタッフ。
彼が亡くなっても「仕事を完成を完成させる」という意志を引き継ぐ姿に心を打たれました。

そして、ここまで面白く物語を作った志の輔師匠、流石です。

香取市も昔ながらの素敵な風景が残っている様で、行ってみたくなりました。

時間があれば是非、観て頂きたい作品でした‼️
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