甲越

大河への道の甲越のレビュー・感想・評価

大河への道(2022年製作の映画)
3.8
期待以上に楽しめ、とても良質な娯楽映画だと思う。200年前に正確無比な日本地図を制作したとされる伊能忠敬とその弟子たちによる偉業にはただただ驚嘆するが、これを単なる時代劇とせずに、現代からの視点で、伊能組の地図完成に向けての執念の源泉は何だったのかを解き明かすミステリー仕立てにした点が良かった。主人公の中井貴一は当然のはまり役で納得だが、観光課の課長と伊能忠敬の元妻エイに北川景子を配役したのが良かった。彼女がこれ程の存在感を出すとは思わなかった。原作は立川志の輔の創作落語とのこと。かなりの人気の演目とのことであるが、こちらも是非鑑賞してみたい。
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