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大河への道のMKのレビュー・感想・評価

大河への道(2022年製作の映画)
3.8
ひょんなきっかけで鑑賞その1。

日本地図の祖?である伊能忠敬の逝去と日本地図の発表が前後している史実に基づく立川志の輔さんの創作落語がオリジナルと知り驚き。

地元の英雄伊能忠敬をモデルとした大河ドラマの制作を目指す市役所職員が長い間執筆から遠ざかっている脚本家に執筆を依頼するのだが…

50歳を過ぎてから天文学、測量を学んだこと。地球の大きさが知りたくて、日本中を歩き回る許可を得るために地図作りに携わっていたことなど、知れば知るほど伊能忠敬のバイタリティに驚くのだけれど、愛のあるフィクションも含まれるであろう伊能忠敬死後のこの物語は、とっても優しくて潔くて、どうにも泣けてしまった。

江戸城の広間に敷き詰めることができないほどの大きさの手書きの地図とその基となる歩測での10数年にも及ぶ測量。

測量機器などその背景を知るにその偉業にただただ感心した。

中井貴一さん演じる髙橋景保の偉業と生涯も鑑賞後調べてみると興味深すぎた…

北海道ちょっとズレちゃってるんですけどね…松ケン最高。
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