このレビューはネタバレを含みます
小学生の時に読んだ森絵都さんの『カラフル』。
内容を全然思い出せなかったのに、あの表紙とカラフルという字体、気になって図書館に借りに行くことに。
読み終わった後に映画を続けて観たから、
原作の設定が好きなだけにアレンジが少し気になってしまった。
濱田岳さんがいい感じだったなと思う。
小説の中のぷらぷらはちょっと違うイメージだったけど。
自分に与えられた試練を解決していく過程で出てくる絵たちはとても綺麗で、これは想像通りの美しさだった。
違う作品として見ることがいいのかも知れないけれど違いも見てしまう。
それが原作があることを知っているということだよね。
中学生の時の早とちりと大人の真実。
本来の自分の立ち位置や周りからの評価。
本当はじっくり考えて、感じなきゃいけないけれど、生き急いでいるところには難しかったろうし、
私が中学生だった時にもきっと難しかった。
私は鈍感で自分のストレスに気がついていなかったのだから。
中学生の時代にもう少し自分と向き合うべきだったかも知れない。
真のように。