さくぞー

赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。のさくぞーのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

原作シリーズ既読。だけどあんま覚えてない。昔話版のやつ面白いよ。
映像の空気感がちゃんと絵本感・北欧感出せてて良い。セット・衣装やメイクアップも良い。とはいえここらへんは福田雄一作品は結構いつも頑張ってるんだよね。キャストのビジュアルを損なわずコスプレ感を抑える技は凄い。

元々マジの学芸会でも使われる題材のパロディ作品だから学芸会感が逆にハマっていた。テンポがクソでグダつく感じとかもガチ学芸会感。
内容は元々パロディで小ネタやあるあるを拾った童話アベンジャーズ感を楽しむライトなミステリーなのでまあ、まあ。シンデレラ犯人にするのキャラの境遇的に凄いよなあ。と言ってもこれは原作の良さだが。

久々に三次元離れしている橋本環奈の顔の良さが機能している。演技的にも牽引してる。もうコメディの入れ方とか、自分がメインじゃないカメラの時の動きとか職人芸なんよ。
キムラ緑子の雑なのか頑張ってるのか分からん演技がなんか良かった。
ムロツヨシめちゃくちゃ学芸会で面白い。福田監督作品ならこれくらいでいいだろ感がある。佐藤二朗が見た目面白いだけで意外とふざけてない。
良くも悪くも俳優陣も遊びで演じてるんだろうなってのが伝わる。楽しそうなのはいいんじゃないでしょうか。福田監督は嫌いだけどね。

本当に小説そのまま脚本におこしたんかいってくらいセリフで説明してくれるので、たまに画面を見て眼福しつつ何かしながら流しとくのに丁度いい映画でちゅ。劇場だったらブチギレ。
「どういたしまして。失礼するわ〜」のとこだけ急に桐谷美玲の声ガシャガシャになったの怖い。

映像:=====B
脚本:====C
編集:==E
俳優:======A
人物:=====B
音楽:=====B
音響:===D
【MVP】赤ずきん
さくぞー

さくぞー