油淋鶏大盛り

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズの油淋鶏大盛りのレビュー・感想・評価

3.0
ザラザラした手触りと雑踏と小汚い町並み、そこに唐突で勢いのいい音楽の組み合わせ。
モーターで走る電車でなく、色褪せた古いディーゼルカーが騒音と排ガス撒き散らしながら、ガラガラと動いてるような肌感覚。その見せ方に、この監督ならではの場面転換やスローが割り込んで、駅に入る手前でガチャガチャとポイントが切り替わり、いくつものレールを跨ぎながら、何とか定刻ちょっと遅れぐらいでホームに到着するような展開、そこが小粋。